シロアリ駆除の実態をご存知ですか?

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木にいるシロアリ

ひとくくりに害虫といっても、さまざまな種類がいることはみなさんご存知でしょう。例えば見た目や動きの気持ち悪いゴキブリは不快害虫と呼ばれます。

しかし、害虫のなかには実際に人間の健康や財産に大きな被害をもたらすものもいます。シロアリは、主に木造の建築物に大きな被害を与える建築害虫です。

ほおっておけば家に致命的なダメージを与えてしまうシロアリについて、その駆除の実態をみていきましょう。

シロアリの種類と生態について

ヤマトシロアリ

日本に生息するシロアリは、主にヤマトシロアリとイエシロアリです。ヤマトシロアリは、枯れ木や朽ち木などのなかで、主に湿った木材を食べ、内部の巣を作ることが知られています。

住宅の土台などの木材が経年劣化している場合など、ヤマトシロアリが営巣して被害をもたらすことも考えられ、防虫処理が重要になります。しかしいったん作られた巣が大規模に拡大するようなことがないため、被害の範囲も限定的になるようです。

とはいえ住宅の主要部分に穴をあけられるケースもあるわけですから、決して油断はできません。

イエシロアリ

ヤマトシロアリによく似た姿ですが、それよりも一回りほど大きな体躯をしているのがイエシロアリです。ヤマトシロアリと同じように枯れ木や朽ち木を食べる建築害虫ですが、木材のなかに作られた巣は、そこから地下に通路を掘って大規模な拡大をすることで知られており、被害も甚大なものとなることが多いようです。

木材が湿っていない場合、イエシロアリは自ら土などで水分を添加してしまうため、簡単な防除処理は時間とともに効果が薄れてしまいます。また、木材以外にも鉛線などを食することがあり、鉄筋建築でも安心できないのが実情です。

シロアリの駆除方法 初期段階の対応

羽アリの発生は重要なサイン

毎年5月の連休ごろから梅雨時にかけて、羽のついたアリが大量に発生することがあります。シロアリもアリ同様、コロニーから羽を持った個体群が別の場所へ飛んでいきます。(もっともシロアリはアリやハチよりもゴキブリに近い種類です)

普段は軒下で活動しているシロアリが、わたしたちに姿をみせる唯一の機会といっても良いでしょう。

羽アリは飛んでいくとはいえ、放置すれば家中の家財が羽アリまみれになってしまうので、早急に対処してしまいましょう。

羽アリの駆除方法

羽アリは殺虫剤などで簡単に退治することが可能ですが、掃除機で吸い取ったり、ホウキで屋外へ掃き出すほうが効率的です。
また、安全とはいわれても、殺虫剤を居住空間で使用するのは極力避けたいところです。殺虫成分で死んだ羽アリを掃除するのも意外と大変です。

方法はどうであれ、羽アリは比較的簡単に排除してしまうことができます。しかし羽アリがすべていなくなったからといって、シロアリの脅威がなくなったわけではありません。軒下にはそのシロアリのコロニーがあるわけですから、本格的な駆除を検討しなければならないのです。

シロアリの駆除 殺虫剤の種類と効果 現実的な対応方法

殺虫剤の駆除方法 種類と注意点 エアゾールタイプ

もっとも一般的なシロアリ用の殺虫剤はエアゾールのスプレータイプのものでしょう。多くの商品が市販されていますし、殺虫成分を直接噴霧することで、目的の場所をピンポイントで駆除することができます。噴霧された箇所は、シロアリ忌避させることができるため、予防処理にもなるようです。

しかし、シロアリのコロニーは全容が把握しにくく、また広範囲に及ぶことが多いため、エアゾールタイプでは効果が限定的になりがちです。本格的な駆除対策としては、難しいところがあるかもしれません。

殺虫剤の駆除方法 種類と注意点 液状タイプ

広範囲に塗布することで、シロアリの侵入を防いだり、近寄らせない効果が期待できます。駆除効果よりも排除や防除を目的とした方法と言えるでしょう。

ただしシロアリの巣や通り道をきちんと把握していることが重要になりますから、知識と経験がそれなりになければ、大きな効果は得られないかもしれません。

殺虫剤の駆除方法 種類と注意点 ベイト剤

設置タイプの殺虫剤で、いわゆる毒餌です。これを摂取したシロアリが巣に戻ることで、そのコロニー自体に大きなダメージを与えることができます。

現在市販されているシロアリ対策用の殺虫剤のなかでは、もっとも効果的であり、取扱も比較的簡単なものと言えるでしょう。

しかしこのタイプはシロアリが食べなければ意味がないため、適切な場所への設置することが重要になります。
また、誘因効果があるため、一時的にシロアリを呼び寄せることになる点は注意が必要でしょう。

シロアリ駆除の現実

実際のところ、市販の薬剤ではシロアリを完全に駆除することは困難なケースもあります。
駆除専門業者に依頼すれば、費用はかかってもそれ相応は期待できますから、どこまで費用をかけるか、現実的な折り合いも必要になってくるでしょう。

その他の害虫駆除についてはこちら → ゴキブリはこうして駆除します

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